体験談

「仮住まい」の後悔ポイント【8選】と対策。一番の問題は部屋の広さと環境

自宅の建て替えやリフォームで必要となる、仮住まいへの引っ越し。仮住まいは何を基準に決めていいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。この記事では、実際に仮住まいを利用された方へのアンケートをもとに

  • 「仮住まい」の後悔ポイント
  • 「仮住まい」で失敗しない対策

の2点を紹介します。

「仮住まい」の後悔ポイント

入居前から入居中の仮住まいの後悔ポイントを8つ紹介します。

「仮住まい」を探す時期が遅かった

仮住まいは短期での解約となるため、利用できる物件が限られます。そのため、仮住まいを探す時間が短いと、自分の条件に合った物件を見つけることができません。また、繁忙期に仮住まいを探すと、より一層入居できる物件が限られ、妥協した物件へ入居することになります。

「仮住まい」の部屋が狭い

部屋が狭いと、個人のプライバシーが守られないという大きな問題が生じます。また、すべての荷物を収納できず段ボールと生活することとなり、荷物を預けるためにレンタルルーム等を借りる必要も出てくるかもしれません。

引っ越し費用が高額

条件が合わず遠方に仮住まいを借りた方や、荷物の多い方は引っ越し用のトラックが大型になり、高額になります。また、1~3月の繁忙期に引っ越しすることになった場合にも費用は高額になります。できるだけ費用を抑えたいのに引っ越し費用が高額となり思わぬ出費が発生する可能性があります。

「仮住まい」の周辺環境

コンビニやスーパー、駅までの距離といった周辺環境の充実性は仮住まいで快適な生活ができるかの重要なポイントです。仮住まいは、あくまで短期間の入居だと考え、周辺環境を物件選びの条件として重要視しない方もいるでしょう。しかし、駅やスーパーはほぼ毎日利用するものです。安易に物件探しの条件から外すと毎日の生活で大変な思いをします。

近隣住民とのライフスタイルの違い

ライフスタイルの違いは騒音問題の原因となり、多くの方の後悔ポイントに挙げられます。仮住まいを利用する理由は、リフォームや建て替えだけではありません。出張で短期的に利用している単身者の方もいます。

防音性、構造を確認していないと騒音トラブルに巻き込まれます。特にお子さんのいらっしゃる家庭では、騒音問題にならないかヒヤヒヤしますよね。親御さんもストレスをためないために、できるだけ防音性の高いRC造を選ぶ、内見時に近隣にお子さんのいらっしゃる家庭があるか確認するといった工夫が必要です。

設備の状況が悪い・古い

短期用の物件は築年数の古い物件も多数存在します。そのため、入居後に設備の不具合が生じる可能性が高いです。特に、エアコン、給湯器の不具合は避けたいですよね。賃貸物件は、契約によって設備の修繕負担が異なります。内見時の設備稼働確認、型番の確認、契約時の修理負担の確認を怠ると設備不具合のトラブルに巻き込まれる可能性があります。

災害時の対応

短期だから大丈夫だろうという理由で該当物件のハザードマップを確認していない方が多いです。災害はいつ起こるかわかりません。近年は、大雨や地震による災害が多発していますよね。仮住まいだと、その土地の特性がわからないためどれくらいの大雨が降ったら危険なのかわかりません。

また、避難場所も把握していないでしょう。近隣の方との関係も構築できていません。災害は起きてからでは遅いので、情報を集めておく必要があります。

駐車場・駐輪場の有無

事前の確認を怠ると、駐車場・駐輪場に空きがない、使用料・登録が必要だったというトラブルが契約後に起こる可能性があります。また、駐車場は一家で一台という制限がある可能性もあります。

2台の車を所有している場合は、月極駐車場の手配が必要かもしれません。物件が決まり、安心してしまい、駐車場や駐輪場の手配を忘れてしまう人は意外と多いです。

「仮住まい」で失敗しないための【対策】

仮住まいで後悔するポイントをもとに、失敗しないための方法を紹介します。

早くから仮住まいを探す

自分の条件に合った物件を見つけるために、早くから行動をしましょう。繰り返しになりますが、短期向けの物件は少なく、良い条件の物件はすぐに申し込みが入ります。また、入居時にこんなはずじゃなかったという状態を避けるため、多数の物件の内見が必須です。急いでいて、内見をせず決めてしまう人もいます。スケジュールに余裕をもって仮住まいを探すことで、条件に合った物件を探すことができます。

できる限り荷物を減らす

荷物の量が多いことは、部屋が狭くなる、引っ越し費用が高くなる原因です。仮住まいへの引っ越しをきっかけに荷物を必要最小限にしましょう。

レンタルルームの利用を検討する

あまりにも荷物が多い場合は、レンタルルームの利用を検討しましょう。段ボールを積んだ部屋で何か月も生活することは窮屈で、ストレスになります。引っ越し業者やリフォーム業者によっては仮住まいのために荷物預かりサービスを行っています。便利なサービスを利用することも視野に、快適な生活を優先させましょう。

条件を明確にする

築年数、駅徒歩、構造、階数など物件を探すにあたって考えるべき条件は多数あります。曖昧な条件のもと物件を探すと、何を妥協するべきかわからなくなり、結果的に満足のいく仮住まいを選ぶことができません。

必須な条件とほしい条件を分けて明確にしておき、ほしい条件を妥協していくことでいい物件が選択できます。

内見をする

退去前の募集で内見ができないといった特別な事情がない限り、必ず内見をして契約をしましょう。内見が必要な理由は、まず防音性の確認です。後悔するポイントにもあるように、ライフスタイルの違いから近隣住民との騒音問題に悩まされる方は多いです。内見に行き、防音性を確認することである程度、生活のイメージができます。

また、洗濯物や駐輪場の状況を確認することでどんな家庭が住んでいるのかわかります。例えば、子供向けの自転車が置いてあるといった点を見ます。お子さんがいらっしゃる家庭同士は、お互い様の精神で生活ができますよね。内見に行くことは、部屋の中を見るだけでなく、入居後の騒音といったトラブルを避けるためにも必要です。スケジュールを調整して、間取り図だけではわからない部分まで把握しておきましょう。

周辺の環境を下見する

周辺の環境は生活していくうえで重要です。近くにどんなスーパー、病院があるのか地図上でもいいので確認しておきましょう。

ハザードマップを確認する

有事の際に備え、ハザードマップを確認しましょう。賃貸物件は、契約時の説明でハザードマップを用いた災害情報を提供されます。自分でもハザードマップを確認する、近くの避難場所に行ってみるなどして有事に備えてください。

引っ越し費用の事前に見積もる

入居が決まってから、引っ越しの見積もりを取ると、思いのほか費用が高いと驚く方がいます。引っ越しの費用は物件が決まったらすぐに見積もりをお願いしましょう。早割りをやっている引っ越し業者、時間によって割引をしている業者などさまざまなサービスを知ることができます。事前に見積もることで、仮住まい全体の費用をイメージできます。

契約書類を理解する

退去時、設備不具合時のトラブルを避けるために契約書類をきちんと理解しましょう。仮住まいだからといって契約書を理解せずに契約すると痛い目に遭います。特約によって、原状回復や設備修繕の負担が借主になっている場合がありますので、契約時に宅建士にわかるまで説明してもらいましょう。

設備の状況を確認する

エアコン、給湯設備の不具合がないか入居前に確認してください。特に築年数の古い物件は、設備の不具合が多いです。エアコンは夏場、給湯設備は冬場に重要な設備です。事前に確認をしておきましょう。

「仮住まい」の後悔ポイント【8選】と対策まとめ

今回は、仮住まいの後悔ポイントと対策を紹介しました。仮住まいだからといって、妥協した物件を選ぶと後悔することになります。とはいえ、物件数が少なくなかなかいい物件を見つけられないのが仮住まい探し。