この記事では、ガスファンヒーターと石油ファンヒーターを比較して違いやそれぞれのメリット・デメリットを解説します。
- ガスと石油で温かさは違うの?
- ガスと石油でランニングコストはどっちが安い?
- 本体価格はどっちがお得?
- 設置場所や収納スペースはどう?
こんな疑問はありませんか?
結論からいうと、ガスファンヒーターは設置場所に制限がありますが、温風が出るまで5秒、燃料補給が不要と大きなメリットが大きいです。
【ガス・石油】ファンヒーターの5つの違い
比較ポイント①:燃料は違っても温かさは一緒【ガス・石油】
ガスと石油のファンヒーターは燃料が違いますが、燃料を燃焼させた熱を温風として放出するシステムは一緒です。そのため温かさ変わりません。他の暖房機器と比べて直接温風が触れるためすぐに温かさを感じることができます。
ただし、温風にはガス臭さが少しあるため、敏感な人は気になります。床暖房やパネルヒーターは温風がでないため、この点ではファンヒーターより優れています。
比較ポイント②:本体価格が違う【石油ファンヒーターは安い】
ガスと石油のファンヒーターは本体価格が結構違います。ガスファンヒーターは木造11畳用で安くても30000円。高機能で21畳用だと50000円以上すう製品もあります。
一方、石油ガスファンヒーターは木造7畳用だと15000円程度でamazonで購入できます。
比較ポイント③:本体サイズ・設置スペース【ガスファンヒーターは省スペース】
石油ファンヒーターは石油タンクを入れるサイズのため結構大きいです。一方、ガスファンヒーターはガス栓から都市ガス・プロパンガスが供給されるため燃料タンクが不要。そのためガスファンヒーターはセキユファンヒーターの半分程度の大きさ(厚み)になります。また、タンクがないため軽量で石油漏れも気にしなくてよいので持ち運びも容易にできます。
比較ポイント④:温風が出るまでのスピードが違う【ガスファンヒーターは5秒】
石油ファンヒーターは燃料が石油のため着火する前に液化石油を気化させる必要がり、点火までに時間がかかります(長いもので数十秒程度)。一方、ガスファンヒーターで利用する都市ガス・プロパンガスは元々気体のため点火が早く、約5秒で温風が出てきます。ファンヒーターの魅力は即暖性のため、ガスファンヒーターはこの魅力を最大限引き出せます。
比較ポイント⑤:設置場所の制限【石油ファンヒーターはどこでも設置可能】
色々と魅力的なガスファンヒーターですが、設置場所が制限されるデメリットがあります。石油ファンヒーターは電気コンセントさえあればどこにでも設置できますが、ガスファンヒーターはガス栓が近くに必要です。もちろんガスホースを長くすればガス栓から数メートル離れても利用できますが、長いガスホースは見た目も邪魔になります。
ガスファンヒーターを活かすコツ【3選】
ガス種はガス代節約のため都市ガス一択!
ガスファンヒーターを利用するためにはガス契約が必要ですが、プロパンガスは割高で有名です。地域によっては都市ガスの倍近い月額料金になる可能性もあります。最近はガス自由化で安い契約プランや電気との抱き合わせ契約などで節約もできますが、それでもやっぱり都市ガスの方が安いです。せっかくガスファンヒーターで暖が取れるのにガス代が気になってあまり使えなかったら勿体ないですよね?
ガス栓はできるだけ多く!悩んだら設置!
ガスファンヒーターを使うためには絶対にガス栓が必要です。でも既存住宅でガス栓は増設するには簡易なリフォーム工事が必要なため、いざ増設するにはハードルが高いです。そのため、注文住宅で新築する場合、ガスファンヒーターを設置しそうな場所には迷わずガス栓を設置することをおすすめします!
ガスホースは適切な長さを選ぶ!
ガスファンヒーターを使うためにはガス栓とファンヒーターをガスホースで接続する必要があります。このガスホースの長さを決めるのは意外と迷います。そもそもガスホースの長さを身近に感じている人は少なく、「ここにガスファンヒーターを置きたいけどガスホースの長さはどのくらい必要なんだろう?」と悩む人が多いです。
もし、ガスホースの長さで悩んだらガス栓~ファンヒーターの距離+1mくらいで買っておけば問題ないです。多少長くても丸めておけますし、余裕があればファンヒーターを移動して利用することもできます。