乾太くんを設置する時の悩み、「専用台に設置する」か「造作棚に設置する」
今回は乾太くんを造作棚に設置するメリット・デメリットと実例を解説します。
造作棚は見た目オシャレですがデメリットもあります。
「乾太くん」造作棚に設置してる人は30%
「乾太くん」を設置する時に悩むのが、専用台 or 造作棚に設置するか。
そこで、乾太くんユーザー100人に「乾太くんを何に設置してますか?」というアンケートを取ってみました。
やはり、リンナイから販売されている専用台が半分以上を占めていますが、造作棚も約30%もいます。
専用台は設置場所(洗濯機の上に設置できる)と費用を節約できる(専用台は2万円以下)なので多いです。
ただ、最近は見た目がオシャレな造作棚も人気になっており、新築する時に乾太くんを設置する予定で造作棚を設計することが多いようです。
「乾太くん」造作棚に設置するメリット・デメリット
- 見た目がオシャレ
- 専用台より掃除がしやすい
- 高さや幅が自由自在
- 40kgを支える強度が必要
- 後付けが難しい
メリット①:見た目がオシャレでスッキリする
乾太くんを造作棚に設置すると専用台よりも見た目をスッキリできます。
造作棚は「底板+横壁」に耐久性があれば追加で板や壁を追加する必要はありません。
乾太くんを専用台に設置する場合はサイドに壁があっても「支柱・脚・設置板」が必要になり、見た目が煩雑になりやすいです。
メリット②:専用台より掃除がしやすい
造作棚なら基本的には支柱・脚はありません。
造作棚であればホコリが溜って掃除が必要なので底板(乾太くんを置いている底の板)だけ。
専用台は高さや幅を変更できるため、固定用のビスやネジ穴があり、意外と掃除が底辺です。
メリット③:高さや幅が自由自在
造作棚は住宅購入のタイミングで設計・設置する必要があります。
そのため、設置する高さや幅をmm単位で調整することができます。
Rinnaiの専用台も高さ・幅は調整できますが、段階的な変更なのでさすがにmm単位での調整はできません。
デメリット①:40kgを支える強度が必要
乾太くんは最大で41.0kg(デラックスタイプ)あります。
乾燥時は41.0kgが1時間の振動を繰り返すため造作棚には耐久性が必要です。
安い柱や板は耐久性が低く、乾太くんの造作棚としては利用できません。
デメリット②:後付けが難しい
造作棚は住宅の壁や柱に直接設置するため、後付けすることがすごく難しいです。
住宅購入時には専用台に設置してたけど、
「やっぱり造作棚を作って設置したいな」
そう考えても、なかなか実現するのは難しいくリフォームする必要があります。
自分で造作棚を作ることもできますが、かなり知識と技術が必要です!
リフォームで乾太くんを設置する方法こちらの記事で詳しく解説しています。
>>「乾太くん」リフォーム設置する方法。注意点と業者の選び方を徹底解説
「乾太くん」造作棚設計の【3つの重要ポイント】
ポイント①:高さは最重要!身長とサイズに合わせる
造作棚は自由に高さを決めることができます。
そのため、なんとなくではなく「自分の身長」や「乾太くんのタイプ」に合わせた高さが必要です。
乾太くん(スタンダードタイプ)はフィルターが内部奥面に設置されているため、身長が低いとフィルターの交換・掃除が楽になります。
もし、洗濯機や構造上の都合で造作棚の位置が高くなってしまう場合は、踏み台を設置する・デラックスタイプを選ぶなどをお勧めします。
ポイント②:強度が大切!板の厚みが要チェック
造作棚を住宅メーカーやリフォーム会社に依頼する場合は大丈夫ですが、造作棚を自作する場合は利用する木材・部材の強度が大切です。
乾太くんは40kg以上(デラックス)あり、乾燥中は洗濯機程度の振動が1時間続きます。
安価な板材を利用すると乾太くんの重量や振動に耐えられず思わぬ事故に繋がる可能性があります。
不安な場合は費用はかかりますが、リフォーム会社や住宅メーカーに依頼することをおすすめします。
ポイント③:排湿筒を隠す工夫
乾太くんの設置につきもの「排湿筒」。その名の通り乾太くんから排出される湿気・熱を排出するためのダクトです。
見た目が「まさにダクト!」という印象なのでこの見た目を懸念して乾太くんを諦める人も多いです。
ただ、最近では「排湿筒」を上手に隠して乾太くんを設置する人が増えています。
Rinnaiから排湿筒の専用カバーも販売されていますし、吊戸棚や扉を乾太くんの上部に設置して排湿筒を隠してしまう方法もあります。
「乾太くん」造作棚に設置した実例を解説
実例①:横壁を減らして解放感を演出
こちらはミヤバラガス株式会社さんからお借りしました。
ミヤバラガス株式会社さんのTwitter・ホームページ
一番のポイントは乾太くんを設置している板の片方が壁内に埋め込まれていること。これにより耐久性を上げつつ見た目をスッキリしています。
また、乾太くんの右側には壁がないので解放感があり、乾太くんのデメリットである圧迫感を解消しています。
排湿管は屋外に出すために壁に通すことが多いですが、あえて天井に入れることで見える範囲が最小限に抑えられています。
実例②:低く設置して洗濯物の出し入れラクチン
こちらはkeroさんから提供いただきました。
keroさんのインスタグラム。
最後に洗濯機と横置きするケース。乾太くんが床に直置きすると低すぎて洗濯物の出し入れが大変ですが、絶妙な高さの台に設置することで作業性をアップ。それでいて体重計も収納できるスペースも確保できています。
造作棚の色も壁と同系色の木材をしており、見た目もスッキリしてオシャレです。
「乾太くん」造作棚のまとめ
今回は乾太くんを造作棚に設置するメリット・デメリットと実例を解説しました。
専用台か造作棚か悩む人が多いですが、どちらでも乾太くんは優秀な性能を発揮してくれるのは間違いありません。
造作棚は新築戸建てでなく中古物件やマンションでもリフォームすれば設置することができます。
リフォームで乾太くんを設置する方法や匿名で見積もりを依頼する方法などはこちらの記事で詳しく解説しています。
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