乾太くんって評判は良いけど、実際どうなんだろう?
乾太くんのデメリットや後悔することはないのかしら・・・?
乾太くんの購入したいけ、こんなことで不安に感じでいませんか?
乾太くんは満足度95%以上の大人気設備です。でも、実はそんな乾太くんでもデメリットや後悔ポイントがあります。
乾太くんは大量の洗濯物を短時間で乾燥できる優秀な乾燥機ですが、ライフスタイルや住宅状況(部屋の広さや設置場所、等)により満足度が違うからです。
この記事では私が3年以上乾太くんを使って感じた導入デメリットと後悔ポイントをまとめます。
この記事を読めば、「乾太くんは自分のライフスタイルや住宅に合っているのかな?」という疑問を解決できます。
「乾太くん」導入のデメリット
ガス代が高い
乾太くんは電気ではなくガスを利用するためガス代が高くなります。
我が家は都市ガスなので毎日使用してもガス代は月1,000円~2,000円程度。1回の使用で約40円くらいです。これは基本料金も含めたガス代なのでかなり安いですが。もし、プロパンガスだとガス料金が高いので約3,000円~4,000円かかります。
雨の日だけ乾太くんで乾燥すれば節約できるんじゃない?
少しでもガス代を節約するためにこんな事を考えている人もいると思いますが、実際に乾太くんを使い始めるとあまりの便利さに天気に関係なく使ってしまいます!
乾太くんだと夜でも短時間で乾燥できるし、生乾き臭が全然しないふんわりタオルは本当に病みつきになります。それくらい乾太くんは便利すぎるんです!
乾太くんのランニングコストを想定する時は毎日使う前提で計算しましょう。
ただし乾太くんで毎日乾燥して2000円~4000円だと、コインランドーと比べたらめちゃくちゃ安いです。コインランドリーで乾燥すると1回300円くらい。毎日だと1ヶ月で9000円。この差、毎月約6000円で年間72,000円。約3年で乾太くんの本体代+設置費用の元が取れます。
乾太くんを1年間使用したガス代(都市ガス)やガス代を安くする方法はコチラの記事でまとめています。
>>乾太くんのランニングコストは1回40円。1年間使用したガス代【大公開】
初期費用が高い
何よりも初期費用が高いです。ガス会社で購入すると工事費を含めて約20万くらいします。
私は新築一戸建てを購入する際に東京ガスで乾太くんを設置しました。注文住宅だったので壁穴工事やガス工事はかかっていませんが、乾太くん+設置費用+専用台で約17万円でした。
17万円は結構高かったです・・・
乾太くんユーザー100人に価格や設置場所のアンケートを取ったところ、18万~22万で設置している人が多いようです。
他のアンケート結果はこちらで公開しています。
>>「乾太くん」ユーザー100人アンケート【公開】価格・値段は?専用台・造作棚?洗濯機は何kg?悩んでいる人は必見!
ネットで購入すれば10万以下で購入できますが、別途取り付け費用がかかるので合計15万円くらいになります。
乾太くんを設置したいけど、値段より良い業者(優良業者)にお願いしたい・・・
値段より工事内容やサービス・保証内容を重視する人も多いです
「乾太くん」は10万以上と高価で工事も必要なので、いい加減な業者に依頼すると施工不良やトラブルの元になります。もし乾太くんの業者選びで悩んだら、こちらの記事を参考にしてください。
優良業者を探すための相見積もりの方法について解説しています。
>>「乾太くん」優良業者の選び方【相見積もり】のデメリットと解決策を解説
乾太くんは乾燥機なので別に洗濯機が必要です。ドラム式なら洗濯と乾燥ができて、最新機種で25万~30万で購入できます。
乾太くん | ドラム式洗濯乾燥機 | |
---|---|---|
乾太くん:18万~22万 | 25万~30万 | |
縦型洗濯機:8万~12万 | ||
合計 | 26~34万 | 25万~30万 |
縦型洗濯機なら10kg:10万円以内で購入できるので、乾太くんと合わせてもドラム式と同じくらいの費用で購入できます。
>>「乾太くん」は縦型洗濯機10kgがおすすめ。選び方とおすすめ洗濯機3選。
乾太くんを購入したいけど、初期費用が高いし、、、と思っている人は乾太くんのレンタル・リースもおすすめです。大手都市ガス会社だけでなく、地域のプロパン会社もレンタル・リースを行っているガス会社も多いです。ざっと調べても数十社あります。
都道府県ごとに乾太くんのレンタルを実施しているガス会社はこちらの記事でまとめています。
ガス契約とセットだと毎月1000円未満でレンタルできる会社や、10日間お試し無料レンタルできる会社も多いので、これから乾太くんの設置を検討している人は絶対おすすめです。
>>「乾太くん」レンタルする【3つのメリット】有料・無料レンタルできるガス会社一覧【全国版】
*東京ガスのバリューリースは新規契約は停止しています。
工事が大掛かり【ガス増設+壁穴】
乾太くんは購入した後の取付工事が大掛かりです。
これがガス式乾燥機「乾太くん」を普及が広まらない最大の理由だと思います。
乾太くんは乾燥する時に出る廃熱を屋外に逃がすため、壁を貫通する排気ダクトが必要です。
新築住宅なら施工会社と相談して、事前に穴を開けておきましょう。
すぐに乾太くんを購入しなくても、穴は塞いでおけるので購入を悩んでいるならダクト穴は開けておきましょう。
リフォームで乾太くんを設置する場合、リフォーム業者と工事内容や設置位置をしっかり確認して、壁穴やダクト設置方法を確認しましょう。
リフォーム業者を探すのはリフォーム一括見積もりがおすすめです。
>>「乾太くん」リフォーム設置する方法。注意点と業者の選び方を徹底解説
【デラックスタイプ】は乾燥容量不足(最大6kg)
見た目がスタイリッシュなので選ぶ人も多いデラックスタイプ。
デラックスタイプは乾燥容量は5kg(厚物コースで6kg)です。夫婦2人なら十分ですが、3人以上の家族だと1度に乾燥できないことが増えてきます。
最近の洗濯機は洗濯容量が10kg以上のタイプも多いので、できるなら洗濯機と同程度の乾燥容量が欲しいです。乾太くんにはスタンダード(8kgタイプ)もあるので、家族が多いなら8kgタイプがおすすめです。
スタンダード8kgは厚物コースで最大9kgまで乾燥できますが、デリケートコースがありません。その代わり毛布/シーツ(絡み防止)があります。
デリケートコースは乾燥温度を少し下げて(ドラム式くらいの約60℃)で乾燥できます。確かに低温度で乾燥できれば生地の傷みや縮みを少しは軽減できますが、我が家ではそういった衣類は極少数。
なので、天然素材(麻など)やレース生地等は部屋干ししていますが、数着なら全然大変ではありません。なので乾太くんでは通常コースと厚物コースしか使わないので、気にしなくて大丈夫です。
乾太くんのスタンダードとデラックスの違いはコチラの記事でまとめています。
>>「乾太くん」スタンダードとデラックス4つの違い。おすすめはスタンダードタイプ(8kg)
ホコリ取りが大変【毎日必要です!】
乾太くんデラックスタイプは開閉ドアの裏側(内側)にホコリフィルターが設置されているので、フィルターの掃除は簡単にできます。
ただ、フィルター以外のホコリや髪の毛も掃除するのが大変です。ティッシュでささっとは取れないので、我が家ではダイソンにブラシアタッチメントを付けて念入りに掃除しています。
ホコリフィルター以外の掃除は週1回~2週に1回程度で十分ですが、なかなか面倒な作業です。ホコリ取り作業の回数が減らせる業務用乾太くんも人気があります。
価格が2-3万高いですが、耐久性のあるファンベルト(乾太くんの故障原因No.1)が使われており、セルフクリーニングフィルターのおかげでフィルターの掃除が1週間に1回程度に減らせます(使用頻度に夜)。
乾太くんの家庭用と業務用の具体的な違いはこちらの記事で詳しく解説しています。
>>「乾太くん」家庭用と業務用の違いを解説。普通の家庭なら家庭用で十分。
やっぱり乾燥機は縮む
これも乾太くんに限らずですが、乾燥機で乾燥すると、少なからず縮みます。
特にニットや綿は凄い縮むので、乾燥機にかけるのはやめましょう。
乾太くんにはデリケートコースがあるから、縮みを防止できるんじゃないの?
たしかに、乾太くんにはデリケートコースが備わっており(スタンダード8kgはありません)、乾燥時の温度を約60-70℃程度に落として乾燥できます。ただし、デリケートコースでも縮む衣類は縮みます。
こちらの写真はデリケートコースと他の乾燥方法でタオルを乾燥して比較しています。
色々な衣類の縮みについてはこちらの記事で比較しています。
高気密住宅は冷気が逆流する
高気密住宅の場合、換気性能により冷気が逆流して室内に流入します。
換気扇などで室内の空気を放出すると、どこからか空気を取り入れる必要なありますが、その際に乾太くんから外部の冷気を取り込んでしまうことがあります。
冷気が逆流するのは以下の2か所からです。
乾太くんの内部から排湿筒を通して逆流
乾太くんは乾燥中は排気を排湿筒から放出しているため、冷気が逆流してくることはありません。でも、停止中は排湿筒を通して屋外と乾太くん内部が繋がっている状態です。
扉が開いている状態での冷気逆流を防止するには「ダンパー付排湿管セット」を使用することがおすすめです。
ダンパー付きであれば乾太くんの停止中は閉まっているので冷気が逆流することはありません。残念ながら乾太くんの標準使用ではついてないので、乾太くんを設置するときはオプション購入になります。
乾太くんのオプションは部材等についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
>>「乾太くん」排湿筒の種類・オプションを完全解説。おすすめは「ダンパー付き」【見た目スッキリ実例付き】
壁と排湿筒の隙間から逆流
排湿筒と壁穴の隙間から冷気が逆流することも多いです。
これは施工で対策できるので、設置する業者さんに事前に気密施工を依頼しましょう。
しっかりパテなどで埋めることができれば冷気が逆流することはありません。
「乾太くん」の後悔ポイント
私が乾太くんを購入して後悔していることは一切ありません。
それくらい乾太くんの乾燥機能は優秀です。
ただ、それは乾太くんを上手に使えてるから、もしくは使いやすい家だからだと思っています。
個人の生活スタイルや家の間取りなどによっては不便に思うこともあるようです。
大きくて圧迫感がすごい【奥行が重要!】
乾太くんはハイパワーの火力で一気に大量の洗濯物を乾燥できます。それは8kgの洗濯物を1時間ちょっとで乾燥できるほど。ただ大容量でパワーがすごい分、本体の大きさもなかなかのサイズ。特にスタンダード(8kg)はかなりの大きさです。
横幅(mm) | 高さ(mm) | 奥行(mm) | |
スタンダード 3kg | 550 | 609 | 506 |
スタンダード 5kg | 650 | 684 | 561 |
スタンダード 8kg | 650 | 684 | 641 |
デラックス 5kg | 684 | 654 | 545 |
ファミリーが住むような一軒家でも、少し広い洗面所(2畳以上)がないと結構な圧迫感です。
我が家の洗面所は間取りの関係で3畳(収納込み)あるので感じませんが、一般的な洗面所の2畳くらいなので存在感が大きいようです。
マンションやアパートでも乾太くんを設置することはできますが、洗面所に設置する場合は、大きくてスペースがとられることを覚悟する必要があります。
洗面所の採光が取れない【ライト増設!】
乾太くんは廃熱を屋外に排出するダクトを設置するため、洗面所に壁を背にして設置することがほとんどです。
ただ、この場合だとどうしても、洗面所の窓を塞いでしまい、採光が取れなくなってしまいます。
注文住宅であらかじめ乾太くんを購入することを決めていれば、窓の位置やサイズを調整することができますが、後から乾太くんを購入すると窓を塞いでしまう人が多いと聞きます。
もし、乾太くんで窓を塞いでしまう場合、窓にアクセスできなくなるため結露防止シート等を貼っておくことおすすめします。
新築で乾太くんを設置するとライトの陰になり作業スペースが暗くなる可能性があるため、局所的にダウンライトを増設することをおすすめします。2畳の洗面所ならダウンライトを2個増設するだけで明るさ大幅に改善され作業性が増します!
洗剤などの収納スペースがとれない
これも乾太くんの大きさに起因する問題です。
乾太くんに洗面所を占領されてしまい洗剤などの消耗品を収納するスペースの確保が困難なケースもあります。
一般的に乾太くんは洗濯機の上のスペースに設置することが多いですが、ここに洗剤やハンガーや洗濯ネットなどのランドリーグッズを置いている人も多いと思います。
床下収納という案もありますが、普段から使うものを床下に収納すると、使う度に出し入れするのが面倒ですね。
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